2019年2月16日(土)

茨城県大子町に母牛飼養施設 農家負担軽減、増産図る

2018/4/10 22:00
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茨城県大子町の畜産事業者らが同町に整備してきた母牛の飼育施設が10日、完成した。母牛の種付け・妊娠などを請け負うことで農家の負担を軽減する。県産ブランド牛「常陸牛」のもとになる子牛の生産が盛んな同町で、増産を目指していきたい考えだ。

10日に開所したキャトル・ブリーディング・ステーション(茨城県大子町)

施設名は「キャトル・ブリーディング・ステーション(CBS)Daigo Ranch」。総事業費は約4600万円で、国や県の補助金も活用して整備した。敷地面積は4739平方メートルで、飼育頭数は56頭を予定する。同町で飼料稲の生産などを手掛ける民間会社が同施設を運営する。

分娩後の母牛を繁殖農家から預かり、次の妊娠まで飼育する。その間、農家は子牛の飼育に専念したり、新たな母牛を飼育したりできるため、規模の拡大や負担軽減といった効果が期待される。

CBSには360度監視できるカメラのほか、母牛の発情を感知するための歩数計も設置した。発情期に入ると歩数が多くなるという。

同町では少子高齢化で生産者が減少。大子市場での子牛取引数も年間約50頭ずつ減少しており、2016年(1~11月)は506頭だった。県によると、CBSの活用で子牛を今より年間約150頭増産できるという。

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