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耐熱性高いパワー半導体、福岡で生産倍増 ローム

ロームは10日、福岡県にある工場で電気自動車(EV)など向けの耐熱性の高いパワー半導体の生産能力を増強すると発表した。約200億円を投資し、2020年に生産能力を倍増する。小型で高効率のパワー半導体の量産でEVの走行距離の延伸につながる。

生産能力を高めるのは炭化ケイ素(SiC)を使った新型のパワー半導体。電圧や電流、周波数を変換するための部品だ。生産子会社のローム・アポロ筑後工場(福岡県筑後市)に延べ床面積1万1000平方メートルの地上3階建ての新棟を建設する。一貫の加工装置などを導入する。

ロームは10年からSiCパワー半導体を量産している。同市場は25年度に17年度比8倍の2300億円に拡大する見通し。関連設備で25年3月期までに計600億円を投資し、世界シェアを現在の2割から3割に高める。宮崎県にある拠点でも増産を検討しており、25年3月期には生産能力を16倍に高める計画だ。

パワー半導体は従来、シリコンを使うタイプが中心だったが、新しい素材を使うことでセ氏250度程度のより過酷な環境でも使える。熱対策の構造が不要となり、電子回路や装置を小型化できる。

最近では自動車の充電装置、サーバー、太陽光発電、産業機械向けに用途が広がっている。特にEV用では5%前後効率が高まり、電池容量を小型化できる利点がある。

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