ローム、耐熱性高い半導体の生産倍増 200億円投資し工場に新棟

2018/4/10 11:55
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ロームは10日、電気自動車(EV)などに使う耐熱性の高い半導体の生産能力を増強すると発表した。約200億円を投資し、福岡県の工場に新棟を建設。2020年に生産能力を倍増する。小型で高効率の半導体の利用でEVの走行距離の延伸につながりそうだ。

生産能力を高めるのは、炭化ケイ素(SiC)を使った新型の半導体。生産子会社のローム・アポロ筑後工場(福岡県筑後市)に延べ床面積1万1000平方メートルの地上3階建ての新棟を建設し、加工装置などを導入する。

ロームはSiC半導体を10年に量産に成功した。同市場は25年度に17年度比8倍の2300億円に拡大するとみている。関連設備で25年3月期までに計600億円を投資し世界シェアを2割から3割に高める。

SiC半導体は機器の電気を変換するのに使う部品。従来はシリコンを使ったものが中心だったが、新しい素材を使うことでセ氏250度程度のより過酷な環境で使えるのが特徴。自動車、サーバー、太陽光発電向けに用途が広がっている。

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