2018年4月21日(土)

「首相案件」報道、元秘書官が否定 加計問題

文書改ざん
政治
社会
2018/4/10 10:58
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 学校法人「加計学園」が愛媛県今治市に獣医学部を新設した計画を巡り、愛媛県がこれまで「ない」と答えていた計画に関する文書が存在していたことが分かった。朝日新聞によると、当時の柳瀬唯夫首相秘書官が県関係者らと面会した際「本件は、首相案件」と述べたと記されているという。柳瀬氏は10日、報道を否定するコメントを発表した。

 朝日新聞は10日付朝刊で、愛媛県や今治市の職員、学園幹部が2015年4月2日、首相官邸で柳瀬氏と会談した際に県が作成したとされる記録文書を報道した。柳瀬氏は加計学園の獣医学部新設について「本件は、首相案件となっており、内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受けるという形で進めていただきたい」と述べたという。

 この報道について現在経済産業審議官の柳瀬氏はコメントを発表し「私が外部の方に対して、この案件が首相案件になっているといった具体的な話をすることはあり得ない」と強調。「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません」とし、15年4月の面会の事実も否定した。

 菅義偉官房長官は10日の閣議後の記者会見で「政府はそのような文書は承知していない」と述べた。報道を受け、関係省庁に加計学園の獣医学部新設を巡る愛媛県との間のやり取りに関する文書について確認させる意向を示した。

 加計学園の加計孝太郎理事長は安倍晋三首相が「腹心の友」と呼ぶ数十年来の友人。首相はこれまで加計学園の獣医学部新設について「私の意向は入りようがない」と述べ、自らの指示や関与を否定している。

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