オリックス銀行は9日、同行初の実店舗を「GINZA SIX」(東京・中央)にオープンした。同行が強みを持つ不動産投資ローンなどのコンサルティングに応じるほか、不動産や税金などについてのセミナーも開く。インターネットとリアル店舗の融合で富裕層との関係を深め、融資拡大につなげる。
店内には、3つの応接室と約20人を収容するセミナールームを完備。3人程度のスタッフが常駐し、予約制で顧客に応じた投資プランなどを作成する。コンサル対応が中心となるが、同店からローンや定期預金を申し込むこともできる。
今後は週2、3回のペースでセミナーを開催するという。浦田晴之社長は「不動産投資は強い基調が続いている。今後の店舗計画は未定だが、大阪なども念頭に置いている」と話した。