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ビットフライヤー、言語設計者を技術顧問に迎える

日経クロステック

仮想通貨交換所大手のbitFlyer(ビットフライヤー)は2018年4月6日、macOSやiOS向けアプリ開発言語の1つ「Objective-C」の共同開発者であるトム・ラブ氏が技術顧問に就任したと発表した。

加納裕三社長は、トム・ラブ氏を招いた理由について「ブロックチェーン向け標準クエリー(問い合わせ)言語の設計をお願いしたい」と語る。

データベース(DB)におけるSQLのような標準言語を作成し、ブロックチェーンを利用したアプリケーションを開発しやすくする狙いだ。「1から言語を構築できる才能は希少」(加納社長)としてトム・ラブ氏に助言を求める。

ブロックチェーンは一般的なDBと同じく参照や追記が可能だが、仕様によっては書き込み結果が確定しなかったり、書き込みの確定に時間がかかったりするなどの問題がある。この点がブロックチェーンを応用したアプリケーションを開発するうえでハードルになっていた。

開発するクエリー言語は、こうしたブロックチェーンの特性を考慮に入れつつ、SQLでいうSELECT(抽出)、INSERT(追加)、UPDATE(更新)のような機能を定義する。開発者は採用するブロックチェーン技術の細かな違いを気にすることなく、標準のクエリー言語に基づきアプリケーションを開発できる。

bitFlyerは1年ほどかけてクエリー言語を開発し、後に一般公開する考えだ。同社が開発するプライベートブロックチェーン「miyabi」を含む広範なブロックチェーン技術に適用できるようにする。

加納社長はクエリー言語に加え、契約行為をプログラムで記述するスマートコントラクト専用言語の開発も目指す。ただし、こちらは「クエリー言語の開発と比べると優先順位は低い」(加納社長)。近年は、中間コードを実行できるVM(バーチャルマシン)の形でスマートコントラクト基盤を構築する例が多く、新たに言語を開発する意味が乏しくなりつつあるためだという。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 浅川直輝)

[日経 xTECH 2018年4月6日掲載]

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