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ハリルホジッチ監督解任 大胆戦術にあつれきも
W杯まで2カ月、時機逸した感も

2018/4/9 11:40
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サッカー日本代表のハリルホジッチ監督が解任されることが9日、決まった。指揮官としての決断力が高く評価されながらも、歯に衣(きぬ)着せぬ直言や衝突も辞さぬ姿勢から、チーム運営の手腕については不安視する見方がくすぶっていた。ワールドカップ(W杯)ロシア大会本番までわずか2カ月。決断が時機を逸した感は否めない。

オーストラリアに勝利し、W杯出場を決め喜ぶハリルホジッチ監督(中)ら(2017年8月)

オーストラリアに勝利し、W杯出場を決め喜ぶハリルホジッチ監督(中)ら(2017年8月)

就任してから38試合で21勝9分け8敗。W杯アジア最終予選では2016年9月の初戦に黒星を喫してつまずいたが、最終的には出場権獲得とB組1位を確定させた。

スタイルを固定せず、対戦相手に応じて戦術やメンバー構成を鮮やかに変えた。選手起用も実績や知名度にこだわらず、必要と直感した選手を抜てきすることをためらわなかった。軸や中心選手を据えるよりは多くの選手を試し、絶えず競争を促してきた。そのスタイルは「カメレオン的」とも評され、成功を収めたのがW杯ロシア大会出場を決めた昨年8月のオーストラリア戦だった。

一方で、リスクを恐れぬ戦術選択が裏目に出た試合も少なくない。欧州基準のスピード、1対1の局面での強さを選手に要求し、厳格な体調管理を説いた。「日本は幻想を見ず現実(のレベル)を直視すべきだ」「日本の選手はおとなしい」と直言をいとわなかった。

「日本らしいサッカー」を追求した前回W杯ブラジル大会代表とは正反対ともいえる戦い方、方向性が強かっただけに、戸惑いを示す選手もいなくはなかった。W杯最終予選後は3勝2分け4敗、9戦で16失点。戦術眼や決断力とは裏腹に、チームの一体感を高める手腕について疑問視する声も多かった。

親善試合でブラジルに完敗、韓国に大敗するたびに解任論が騒がれた。W杯に出場しないマリ、ウクライナとの3月の連戦で1分け1敗、内容も振るわぬままに終わったことで、協会幹部は決断にいたったとみられる。

(岸名章友)

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