「新しい京都をつくる」 府知事に西脇氏

2018/4/8 22:02
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8日投票の京都府知事選で、前復興庁事務次官の西脇隆俊氏(62)=自民、立憲民主、希望、公明、民進推薦=が、弁護士の福山和人氏(57)=共産推薦=を破り初当選を確実にした。西脇氏は同日夜、「選挙戦の間に府民の方々からいただいた意見、要望、悩みなどをひとつひとつ丁寧に実現していかなければならない。身の引き締まる思いだ」と語った。

京都府知事選で当選が確実になり、万歳する西脇隆俊氏(中央)=8日午後、京都市下京区

午後8時すぎ、「当選確実」の報を受けた西脇氏は京都市下京区のホテルに設けられた開票結果報告会の会場に登場。支持者一人ひとりと握手をしながら花道を進み、壇上にあがった。万歳三唱の後、必勝祈願のダルマに目を入れると、やっと表情をほころばせた。

4期務めた山田啓二知事の引退に伴う16年ぶりの新人対決は「非共産対共産」の一騎打ちの構図となった。「山田府政の継承と発展」を掲げた西脇氏は自民、民進など5党の推薦に加え、経済団体や連合京都とつくる「活力ある京都をつくる会」も山田氏から引き継ぎ、組織力を生かした選挙戦を展開した。

選挙戦では「安心、いきいき、京都力」をスローガンに、道路などインフラ強化や子育て支援などに力を入れると訴えた。西脇氏は「山田府政の積み重ねの上に新しい京都をつくっていく」とし、具体的には「少子高齢化、人口減の環境を乗り切ってゆくための施策が必要」とした。

山田氏と同じ中央省庁出身だが、高校まで京都市内で育った。西脇氏は「ふるさとに恩返ししたい」と強調した。

福山和人氏は労働問題などに取り組んだ実績から貧困対策など府民の生活レベルの底上げを訴えた。市民団体などの支持を受け、タウンミーティングを積極的に開催して無党派層への浸透を図ったが実らなかった。福山氏は「(府民は)全体的に思った以上に閉塞感があると感じた。その声を(府政に)届けていきたい」と語った。

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