米朝首脳会談、北朝鮮が平壌開催を提案か 米報道
米が応じるかは不明 ウランバートルも候補
【ワシントン=共同】米CNNテレビは7日、複数の米当局者の話として、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の首脳会談を巡り、北朝鮮側が平壌での開催を提案したと報じた。米側が応じるか不明で、モンゴルの首都ウランバートルも候補地の一つに挙がっているという。開催日時は5月下旬か6月になる可能性もあるとしている。
首脳会談の実現に向け米朝の情報機関が秘密の直接交渉を進めており、第三国での会合も既に開催した。次期国務長官に指名されたポンペオ米中央情報局(CIA)長官と北朝鮮高官が首脳会談の前に会談することも調整しているという。
米当局者は首脳会談の準備を進める交渉に北朝鮮側が参加しているのは正恩氏が真剣な証拠とみており、正恩氏には首脳会談で朝鮮半島非核化について議論する意思があると北朝鮮側が保証していると強調した。
また米国務省も「ニューヨーク・チャンネル」と呼ばれる国連代表部を通じた従来の米朝対話ルートで交渉を続けているほか、米朝首脳会談に関して日本や中国、韓国、ロシアとの調整も担当しているという。
安倍晋三首相は17~20日の日程で米フロリダ州を訪れ、2日間にわたりトランプ氏と会談する予定。

金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。