景気回復、最長視野に 賃上げ後押しも外需に懸念
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景気は回復局面が6年目に入り、戦後最長をうかがう段階にきた。良好な雇用環境と賃上げが消費を支え、高収益の企業は投資を積み増している。一方で、国際政治の混乱に伴う円高は経営者の気持ちを曇らせる。海外需要がけん引してきた回復を内需の推進力に変えるには、企業が生産性を高め、賃金を増やす流れを強めるしかない。
裾野広がる消費
良品計画が展開する「無印良品」で、衣料品の販売が伸びている。景気回復期に入っても手応えは乏しかったが、松...
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