JR宮古―釜石間、19年3月23日再開 三陸鉄道に移管

2018/4/7 1:57
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岩手県などの第三セクター、三陸鉄道(宮古市)はJR東日本から移管される山田線の宮古―釜石間(55.4キロ)の運行を2019年3月23日に開始する。移管後は「リアス線」として久慈市から大船渡市まで東日本大震災で被災した沿岸部が一本のレールでつながる。総延長163キロは第三セクターの路線として日本最長となる。

南リアス線を走行する三陸鉄道の車両

運行開始日は特別運行として宮古―釜石間を2往復する。24日から通常運行となる。詳しいダイヤは今後決めるが、片道4時間以上かかる全区間の通し運行は1日1~2往復を予定する。その他は現在の北リアス線(久慈―宮古間、71キロ)、宮古―釜石間、南リアス線(釜石―盛間、36.6キロ)の各区間で10~12往復の折り返し運行とする。

JR山田線の宮古―釜石間は震災で線路などが流失した。JR東日本が復旧工事を進めている。三鉄は移管後、13駅を設置し、リアス線全体では40駅となる。

三鉄は震災後の14年に南北リアス線全線の運行を再開。13年に放映されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の効果もあり、多くの観光客が訪れた。だがその後、利用者は減少傾向にあり、17年度は運賃収入減少などのため2年連続の赤字の見通しだ。

19年6~8月には岩手県などが「三陸防災復興プロジェクト2019」を開催する。沿岸13市町村を中心にシンポジウムや音楽祭など24の催事を予定しており、震災の風化を防ぐとともに、復興する姿を全国に発信する。同9~10月には釜石市を会場の1つとしてラグビーワールドカップ(W杯)が開かれる。三鉄は「19年は飛躍のチャンス。輸送面でイベントを盛り上げたい」としている。

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