2018年4月27日(金)

ルーターへのサイバー攻撃相次ぐ 個人情報盗む目的か

ネット・IT
社会
テクノロジー
2018/4/6 10:50
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 家庭などでインターネットに接続する際に使う機器「ルーター」の設定を勝手に書き換え、不正サイトに誘導するサイバー攻撃が相次いでいることが分かった。パソコン周辺機器メーカーのロジテック(東京)が被害を明らかにした。バッファロー(名古屋市)も利用者から被害報告を受けている。セキュリティー専門家は個人情報を盗む目的があるとみている。

フェイスブックの機能追加を装い、不正アプリをダウンロードさせるスマートフォンの画面(カスペルスキー提供)=共同

 被害を受けたルーターを使って、アンドロイド端末のスマートフォン(スマホ)でネット接続しようとすると、不正アプリのダウンロードを求める偽画面が表示される。

 通常のサイトにはつなげなくなり、ロジテックは今月2日から自社サイトで注意を呼び掛け始めた。100件を超える問い合わせがあったという。

 ウイルス対策ソフト大手のカスペルスキーによると、スマホ画面には、交流サイトのフェイスブックの機能追加を求めるメッセージなどが表示される。「OK」ボタンを押すと不正アプリが取り込まれ、個人情報を入力する画面が現れる。不正アプリは韓国語、中国語などにも対応しており、韓国やインドでの検出が多いという。

 ロジテックによると、被害が確認されたのは「LAN―W300N/R」など2機種。外部との通信を制御する「ファイアウオール(安全隔壁)」をオフにしていた場合、設定が書き換えられる恐れがある。被害に遭った場合、同社の「お客様相談室」に連絡してほしいとしている。

 東京都内の大学生(20)は先月16日、自宅のパソコンやスマホからのネット接続が急にできなくなった。「プロバイダーに相談したが、原因が分からなかった」といい、ルーターを買い替えて解決した。

 同じ被害はNTT東日本と西日本が法人向けに販売したルーターでも起きている。

〔共同〕

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