2019年4月25日(木)

埼玉県横瀬町・東大、夜泣き研究で連携

2018/4/5 22:00
保存
共有
印刷
その他

埼玉県横瀬町は東京大学と連携して、乳幼児が夜泣きする原因の研究に取り組む。町内の子育て世帯に協力してもらい、乳幼児に関するデータを収集。夜泣きの原因と対応方法を探る。保護者の睡眠不足や育児ノイローゼにもつながる夜泣きを研究することで、子育て世帯を後押しする地域づくりにつなげたい考えだ。

夜泣きを研究する門倉氏は横瀬町で育児講座の講師を務めたこともある

同町はベンチャー企業や大学と連携し、実証実験や研究開発に取り組む「よこらぼ」事業を手掛けている。今回の研究もよこらぼの一環。同町が「日本一子育てしやすい町」を掲げていることから、新テーマとして採用された。

東大大学院新領域創成科学研究科の健康スポーツ科学研究室が研究し、同町が協力する。具体的には、乳幼児健診の通知と併せてアンケートを配り、健診時に回答を持ってきてもらう。第1弾のアンケート回収は5月上旬の予定。乳幼児が日中活動していた時間や発汗の度合い、室内の明るさなどを質問する。

希望する世帯には詳しいデータが取れるウエアラブルセンサーを無償で貸し出す。乳幼児の手首や前掛けなどに付けてもらい、脈拍や睡眠量、体温などのデータを2週間程度蓄積する。データは同研究室で世帯ごとに夜泣きと関連性の高い項目を分析。例えば、睡眠中の周りの騒音や日中の運動量などでアドバイスする。

夜泣きは主に生後6~18カ月間の乳幼児で生じる。連日夜泣きすると保護者が寝不足になったり、育児ノイローゼの引き金になったりする恐れがある。ただ、はっきりした原因がわからず、悩んでいる保護者も多い。研究分野としても未開拓とされる。

今回の研究を手掛ける東大大学院の門倉悠真さん(26)は保育士として2年間働いた経験を持つ。「人工知能(AI)やセンシング機器を使って、技術面から子育てに悩む親たちの役に立ちたい」と話している。

春割実施中!無料期間中の解約OK!
日経電子版が5月末まで無料!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報