2018年9月23日(日)

「ちば文化資産」候補、成田山からなめろうまで

2018/4/5 22:00
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 由緒ある神社仏閣から祭り、B級グルメ、「インスタ映え」スポットまで何でもOK――。千葉県は5日、「ちば文化資産」の候補となる建造物や史跡、伝統芸能など211件を発表した。6日に始まる県民投票を通じ、100件程度の文化資産を選定する。森田健作知事は「県内の文化資産を県民に再認識してもらい、千葉への愛着や誇りを深めてほしい」と訴えている。

佐原の山車行事はユネスコの無形文化遺産にも登録されている

 文化資産は伝統的なものに限らず「ちば文化の魅力を特徴づけるモノやコト」を条件に県民から案を募集。応募条件が緩やかだったことから、バリエーションが豊かな候補が並んだ。

 食べ物では、なめろう、さんが焼きといった郷土料理と並んで候補に選ばれたのが勝浦市名物の「勝浦タンタンメン」。しょうゆベースのスープに真っ赤なラー油とタマネギを浮かべた辛さが持ち味で、地元では50年以上前から漁師や海女に愛されていたという。B級グルメブームの追い風もあって10年ほど前から県内外でも知名度が高まり、候補の一つとなった。

 小湊鉄道や銚子電鉄、流鉄など県内各地を走るローカル鉄道と沿線風景も候補に入った。いずれもレトロ感あふれる車両や駅舎が観光客の人気を集めており、懐かしい風景を未来に残したいという県民の思いが反映されたようだ。

 1996年開園のふなばしアンデルセン公園(船橋市)は世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の人気ランキングで上位に入ったのを機に来園者が急増。成田市の成田山新勝寺や表参道などと並び、訪日外国人(インバウンド)の定番観光スポットに成長している。

 一方、全国屈指の観光施設である東京ディズニーリゾート(TDR、浦安市)は候補に入らなかった。県民から寄せられた候補案には入っていたという。県の担当者は「個別案件が入らなかった理由は言えない」(県民生活・文化課)と説明するが、TDRは「所有者らの同意をいただけた」などの県の選定基準に合わなかったとみられる。

 ちば文化資産の選定は五輪に関連した文化プログラム「東京2020公認文化オリンピアード」の一環。6日から6月18日までインターネットや郵送で投票を受け付け、夏ごろに選定結果を発表する。

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