坪井直さん広島名誉市民に 「核なき世界、みんなで」

2018/4/5 18:22
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広島市は5日、国内外で長年にわたり核兵器廃絶を訴えた功績をたたえ、広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)の坪井直理事長(92)に名誉市民の称号を贈った。贈呈式で坪井さんは「(核のない)平和な世界をつくるため、みんなで一緒になって頑張りたい」と満面の笑みを浮かべた。

広島名誉市民称号の贈呈式後、松井一実市長(右)と懇談する県被団協の坪井直理事長(5日午後、広島市役所)=共同

式典では、松井一実市長が「坪井さんが体現したネバーギブアップの精神で、人類の幸せのためには核兵器が必要のないことを世界に訴えたい」とあいさつ。坪井さんも「名前の通り、素直に燃えて、燃え尽きるまで頑張ります」と答えた。

坪井さんは20歳の時、広島の爆心地から約1.2キロで被爆。造血機能を損なってがんも患い、何度も生死の境をさまよった。中学教諭となり、生徒に原爆の悲惨さを語り「ピカドン先生」と呼ばれた。

2004年から県被団協の理事長を務め、これまで10カ国以上を訪れて被爆体験を証言。16年には、現職の米大統領として初めて広島市を訪れたオバマ氏と面会し「(核廃絶に向けて)共に頑張りましょう」と語り掛けた。〔共同〕

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