キング牧師の夢受け継ぐ 暗殺50年、差別撤廃を願う

2018/4/5 18:02
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【ニューヨーク=共同】黒人の地位向上を目指す公民権運動を指導した米国のマーチン・ルーサー・キング牧師の暗殺から50年を迎えた4日、最期の地となった南部テネシー州メンフィスなど全米各地で功績をしのぶ記念集会や行進が行われた。

キング牧師は非暴力で人種差別と闘い、1963年8月のワシントン大行進で「私には夢がある」と人種間の融和をうたった演説は米国史に残る名演説として知られている。64年の公民権法制定に貢献したが、39歳だった68年4月にメンフィスで暗殺された。

米メディアによると、メンフィスの行進には約1万人が参加し、首都ワシントンでも集会が開かれた。トランプ大統領の差別的言動で国内の分断が深まる中、キング牧師による差別撤廃を願うメッセージは今も多くの人々の心をつかんでいる。

一方、ニューヨークの路上で4日、複数の警察官が黒人男性の持っていた鉄パイプを拳銃と誤認し男性を射殺した。西部カリフォルニア州サクラメントでも3月、別の黒人男性が持っていた携帯電話を警察官が銃と勘違いして射殺したばかりで、警察による黒人への過剰な暴力は後を絶たない。

国連のグテレス事務総長は「キング牧師は20世紀の道徳的な巨人であり、21世紀に人権のために闘う人々を鼓舞し続けている」と業績をたたえる声明を発表した。

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