サウスポーの視点(山本昌)

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ペナントレース、今年はセ・リーグが面白い

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2018/4/8 6:30
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出遅れたDeNAの3投手は春先に投げられていたことを考えると調整ミスといわざるをえない。2~3日休むべきところで無理をして、長引かせてしまったのではないか。今永や浜口はチームの中心になっていくべき立場。特に浜口は昨シーズン中も左肩の問題で1カ月ほど戦列を離れた。強い自覚を持ってほしい。野手は大和の加入などで層が厚くなった。昨季首位打者の宮崎敏郎がキーマンになりそうだ。

中日、ヤクルトはAクラス入りが現実的な目標だろう。中日は相変わらず打線に迫力がなく、私がマウンドに立ったと仮定しても、怖さを感じない。投手陣では開幕を務めた小笠原慎之介、2年目の柳裕也ら若手に期待がかかるが、2桁勝利が複数出るかというと難しい。一方、注目の松坂はヒジの出る位置が全盛期より高く、肩が回復している様子がうかがえる。経験、技術は申し分ないから体さえもてば2桁勝つ可能性もある。

金子と西の先発2人がしっかりしているオリックスはダークホース=共同

金子と西の先発2人がしっかりしているオリックスはダークホース=共同

ヤクルトはいかんせん投手が足りない。青木のほか、川端慎吾も復帰した打線の迫力はリーグでトップクラスだが、主戦の小川泰弘が開幕に間に合わず、ローテーションを任せられる名前が出てこない。いくら打つといっても、打線はやはり水物だ。

パ、追っ手の1番手は楽天

パ・リーグにも触れておくと、王者ソフトバンクが軸となるのは間違いない。走攻守、すべてにおいて群を抜いて層が厚い。主力に多少のケガ人が出てもビクともしない陣容だ。多くの選手に豊富な実戦の機会を与える3軍制の成果だろう。

追っ手の1番手は楽天とみている。昨季も夏までソフトバンクと競り合い、地力があるのは間違いない。ベテランから若手、外国人とバランスのいいチーム構成で、投手陣は先発、ブルペンとも駒がそろっている。ダークホースはオリックスだ。金子千尋、西勇輝の先発2枚がしっかりしているし、抑えには日本ハムから増井浩俊が加わった。3年目の吉田正尚、2年目の山岡泰輔と黒木優太、早速勝ち星を挙げたルーキー田嶋大樹と近年のドラフトで獲得した選手たちが着実に戦力になっている。若いチームだけに楽しみだ。

リーグ随一の打線を誇る西武は投手陣の頑張りが浮沈を左右する。日本ハムは栗山英樹監督の用兵に注目。大谷、増井の穴は大きいが野手の顔ぶれはそろい、投手陣の出来次第では上位もうかがえる。ロッテは井口資仁新監督の下、オープン戦で結果を出した。現状の駒不足は否めないが、新戦力の台頭に期待したい。

(野球評論家 山本昌)

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