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サウスポーの視点(山本昌)

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ペナントレース、今年はセ・リーグが面白い

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2018/4/8 6:30
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ペナントレースが幕を開けた。セ・リーグ出身の私は近年になくワクワクしている。セにこれだけ話題が多いシーズンは久しぶりだ。大リーグから上原浩治(巨人)、青木宣親(ヤクルト)が復帰し、「平成の怪物」こと松坂大輔も新天地の中日で先発ローテーションの座をつかもうとしている。

巨人には12球団で最も大きい戦力の上積みがあった=共同

巨人には12球団で最も大きい戦力の上積みがあった=共同

「人気のセ、実力のパ」といわれたのもいまや昔。1999年に松坂が西武に入ってからというもの、ダルビッシュ有(現カブス)、田中将大(現ヤンキース)、大谷翔平(現エンゼルス)ら球界を代表するスターの多くはパ・リーグから生まれた。実力だけでなく、話題性や注目度でもセは旗色が悪かった。

それが今年は様相が違う。メジャー現役バリバリの上原、青木が戻ってきてくれた。人気、実力とも申し分のない2人はファンの注目度も高い。それに、2月のキャンプから取材した印象では、どのチームも選手層が増し、レベルアップしている。劣勢が続いているセ・パ交流戦でもセはいい勝負ができるのではないかと期待している。

混戦予想、あえて本命に巨人

ペナントレースも混戦となりそうだ。その中であえて本命には巨人を挙げたい。13連敗した昨季も最後までAクラス争いをした。もともと地力があるところに、今年は12球団で最も大きい戦力の上積みがあった。上原に加え、右肩痛で昨季を棒に振った沢村拓一が復帰し、ブルペンが格段に底上げされた。阪神との開幕3連戦は2勝1敗と勝ち越したが、彼らの存在がなければ3連敗でもおかしくなかった。マシソン、カミネロを合わせた4人で勝ち試合の終盤を回せればブルペンが疲弊しない。2人分の単純な足し算ではなく、かけ算のような相乗効果になるはずだ。

他球団から研究される今年、薮田らは真価が問われる=神宮

他球団から研究される今年、薮田らは真価が問われる=神宮

打線も2年目の吉川尚輝や4年目の岡本和真がスタメンに名を連ねている。一筋縄ではいかないだろうが、ゲレーロが加わった主力たちが支えながら育てれば、必ずや大きな戦力になる。

2番手は3連覇を狙う広島だろう。戦力に目立った上積みはなくてもチームの完成度、安定感ではナンバーワン。ただ、先発投手陣に一抹の不安がある。昨季15勝3敗の薮田和樹、12勝5敗の岡田明丈、10勝2敗の大瀬良大地は出来すぎの感があった。研究される今年は真価が問われる。3人が昨季並みの活躍をするようなら、再びぶっちぎりになっても不思議はない。

阪神とDeNAの地力は互角とみている。いずれも優勝を狙える戦力を備えているが、DeNAの先発ローテーション3人(今永昇太、浜口遥大、ウィーランド)が出遅れた分だけ、阪神が有利になった。新外国人の4番ロサリオはそこそこ対応力がありそうだし、昨季12勝を挙げた秋山拓巳はすごみが出てきた。中継ぎの石崎剛も非常に充実している。

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