2018年8月19日(日)

福山駅前 大型ビル開発 キャスパ跡 あなぶきなど2社

2018/4/4 20:13
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 JR福山駅(広島県福山市)前で6年以上閉鎖が続く旧大型商業ビル「CASPA(キャスパ)」が再開発に向けて動き出す。ビルを所有するトモテツグループ(福山市)など2社が共同事業体を構成し、隣接するビルと一体的に再開発する。岡山市や広島市などで駅前再開発が活発化する中、ようやく福山市でも事業が始まる見通しだ。

福山と~ぶホテル(右)との一体開発が決まった6年以上閉鎖が続く旧キャスパ(JR福山駅前)

 4日、バス事業のトモテツグループの林克士代表と、穴吹興産を傘下に持つあなぶきグループ(高松市)の穴吹忠嗣代表が共同で発表した。

 旧キャスパと、隣接する福山と~ぶホテルの敷地、計3284平方メートルを一体で再開発する。福山と~ぶホテルは3月末で営業を終えており、現在、穴吹興産が取得手続きを進めている。2社は今年度、共同で解体工事の事前調査を行う。林代表は「スピーディーに再生に取り組む」と話した。

 再開発の具体的内容は固まっていないが、福山市が3月にまとめた「駅前再生ビジョン」で示した「働く・住む・にぎわいが一体となった駅前」のコンセプトを重視。オフィスやマンション、育児や医療・介護の施設、商業施設を中心に検討するとみられる。開発期間は「(計画が固まってから)長くても4~5年」(穴吹代表)といい、5年後の事業完成が1つのメドとなりそうだ。

 旧キャスパと路地を隔てて隣接する商業施設トモテツビルも「老朽化しており、倒壊・崩壊の危険性が高い」(林代表)として、7月から解体工事に着手する。今年度内に完了する計画で、旧キャスパと一体的に再開発する可能性もある。

 福山市の枝広直幹市長は「(2社に対し)駅前のにぎわいと魅力が創出されるような計画をお願いしてきた。本日まさに一歩前進したと思う」とのコメントを発表した。

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