営業減益でも株価上昇した銘柄 娯楽・医薬関連 上位に
日本株番付
本業のもうけを示す営業利益。会社推計で18年3月期に営業減益を見込みながらも株価を上げたのはどんな銘柄か。調べてみると、上昇率上位にはレジャー・娯楽や医薬を中心に中長期の成長が期待できる銘柄が並んだ。
時価総額3000億円以上の3月期決算の上場企業を対象に17年3月末から18年3月末の期間で株価上昇率が高い順に並べた。

首位は70%高のオリエンタルランド。前の期の大型イベントの反動で営業利益は11%減を見込むが、新アトラクションなどを通じた中長期の収益拡大への期待が強い。2位のスクウェア・エニックス・ホールディングスも4~20%の減益見通しだが、株価は55%高。据え置き型ゲーム機向けソフトのネット配信という新たな成長分野が買いの手がかりだ。
医薬も上位に入った。3位の小野薬品工業はがん治療薬「オプジーボ」がけん引している。薬価引き下げは逆風だが、世界的に大型新薬が生まれにくくなるなかで、有望な主力薬として注目度が高い。

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