パナソニック、ブルーレイレコーダーの新製品 遠隔地で画像共有

パナソニックは3日、ブルーレイ・ディスクレコーダー「ディーガ」の新製品群を発表した。スマートフォン(スマホ)やタブレットと接続し、写真や動画を遠隔地の家庭とも共有できる「おうちクラウドディーガ」機能の搭載機種を拡充した。テレビ離れが進む中、番組の録画以外の使い方を消費者に提案する。
同機能は、ディーガ同士で写真や動画を送り合うもの。例えば、若い夫婦がスマホで撮影した息子の写真をディーガを通して、別の場所で暮らす祖父母のディーガに送り自宅のテレビで動画を見ることができる。住宅事業との連携も視野に入れる。
会見した河野明執行役員は「家電製品で全く新しいヒット商品は生まれにくい。新しい機能を打ち出していく必要がある」といい、縮小を見込む録画機の市場で売上高の拡大をめざす考えだ。
5月18日に6機種を発売する。想定する販売価格は税別で5万2千円前後から。共働きの若い家族などを中心に販売を視野に入れる。