2018年8月20日(月)

西武鉄道、日本ユニシスなど 駅警備ロボット開発へ

2018/4/3 1:47
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 日本ユニシスや西武鉄道など3社は東京都の支援を受け、駅構内の不審者や不審物を検知する自律移動型の警備ロボットを共同で開発する。今秋には西武鉄道の駅を使った実証実験に乗り出す。東京都内では2020年東京五輪の影響で駅乗降客の急増が予想されるが、ロボの開発で駅の安全性向上と駅の係員の業務負担軽減につなげる。

 開発には日本ユニシス、西武鉄道、ベンチャー企業のアースアイズ(東京・中央)の3社が参加する。東京都立産業技術研究センターのロボット産業活性化事業である17年度の「公募型共同研究開発事業」に採択されており、最大3000万円の支援を受ける。

 ロボは都産技研が試作開発している商業施設などの案内ロボ「リブラ」をベースに開発する。従来の自律走行型ロボは平面の移動が多いが、駅の点字ブロックやスロープも踏破できるようにする。固定監視カメラの死角となる場所など、あらかじめ指定されたポイントで不審者や不審物を発見すると係員に通報する。

 アースアイズが開発した3次元センサー技術により、荷物の置き去りや人物のふらつきなどの不審な行動や、急病などで倒れている人を検知できるのが特徴。監視カメラが不審者などを発見した場合にはカメラからロボに自動で指令を発し、ロボから「何かお困りですか」といった声がけもできるようにする。

 実証実験は西武新宿駅を想定。西武鉄道では具体的な導入予定はないが、日本ユニシスでは19年度の商品化を目標にしている。価格は未定で累計400台の販売を目指す。JR東日本でも警備や案内をするロボの開発を目指している。

 国土交通省によると全国の旅客鉄道駅は15年度に1万弱あり、そのうち今回のような警備ロボを導入する可能性がある有人駅は5000強ある。警備ロボの潜在ニーズは高そうだ。

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