2018年10月18日(木)

長野県内で企業の入社式や辞令交付式

2018/4/2 22:00
保存
共有
印刷
その他

多くの企業で2018年度の営業初日となった2日、長野県内各地で入社式や辞令交付式が開かれた。製造業を中心とした好景気に沸く信州で新たな一歩を踏み出す若者に対し、各企業のトップは前向きな取り組みを求めた。2つの新大学も開学した。

新入社員一人ひとりに花が手渡された(長野県中小企業家同友会の合同入社式)

八十二銀行は長野市内の本店でグループの入社式を開いた。総勢149人の新入社員が出席。湯本昭一頭取は「預金・貸出金という伝統的な銀行業務から得られる利益が低迷する状況において、グループ会社で担ってきた証券、保険、リース、カードなどの分野で銀行の顧客基盤を活用して営業を強化する必要がある」と指摘。グループ一体となった奮起を促した。

諏訪市出身で仙台市内の大学で学んだ北原秀俊さん(23)は、インターンを通じて八十二銀へのUターン就職を決めた。「地域の人と仕事以外でも交流したい」と意気込む。

八十二銀グループのやまびこ債権回収(長野市)は00年の開設後で初めて新卒社員を1人採用した。これまで八十二銀からの出向者が中心だったが、新卒採用でより長期的な視点で核となる人材を育てる。

松本市の長野銀行本店では38人が入社式に臨んだ。中條功頭取は新入行員に「しばらくはイメージと現実のギャップに向き合うことになるが、上司や先輩、同僚と十分なコミュニケーションをとれば心配はいらない」と呼びかけた。

セイコーエプソンの碓井稔社長は入社式で365人を前に「時代に即応し、お客様の価値を創造することに集中しなければいけない」と話した。長野県の阿部守一知事は187人の新入職員を前に「県民の期待に応えるためには積極的なチャレンジが重要だ」と訓示した。

長野県中小企業家同友会は長野市内のホテルで38社78人の合同入社式を開いた。社内に同期入社が少ない中小企業で企業の枠組みを超えた「同期」を形成する狙いがある。都内からUターン就職したテクニカルパートナー(長野市)の宮沢真衣子さん(23)は「仕事は不安だけど知識を付けて成長したい」と話していた。

企業が働き方改革を支援する新たな制度もスタートした。こうや豆腐生産大手のみすずコーポレーション(長野市)は2日、本社隣接地に企業内保育園「みすずキッズ保育園」を開園。社員のほか、地域の児童で計19人を受け入れる。運営はニチイ学館に委託する。

県内の大学も変化する。長野県短大を四年制化した長野県立大学(長野市)と、私立から転換した公立諏訪東京理科大学(茅野市)が1日開学し、2日にそれぞれで辞令交付があった。

県立大では安藤国威理事長が金田一真澄学長をはじめ教職員約100人に辞令を交付した。安藤理事長は「地域や世界に貢献できるリーダーシップを持った人材や地域にイノベーションを起こせる人材の育成にがんばってほしい」とあいさつ。金田一学長は「新しい時代の大学のモデルになれるよう力を尽くしたい」と抱負を語った。新入生247人の入学式は8日に開く。

公立諏訪東京理科大学では諏訪広域公立大学事務組合の柳平千代一組合長(茅野市長)は唐沢範行氏を大学を運営する公立大学法人の理事長として任命した。

唐沢理事長は「世の中に役に立つ、未来を開ける実力ある学生を育成することが一番。経営をマネジメントできるエンジニアを育てるため全国から優秀な学生を集め、(新大学の)ブランド価値を上げることが大きな課題だ」と述べた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報