2018年9月19日(水)

一斉に入社式、人材多様化や働き方改革訴える

就活
2018/4/2 19:00
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 新年度の仕事始めとなった2日、主要企業が一斉に入社式を開いた。企業トップは技術革新など事業環境の変化に柔軟に対応するため、人材の多様化や働き方改革などに取り組む姿勢を強調。新入社員にも自己研さんや挑戦する姿勢を求めた。品質問題など相次ぐ不祥事を起こした企業からはコンプライアンス(法令順守)体制の強化を誓う発言も目立った。

入社式であいさつする日立製作所の東原敏昭社長兼CEO(2日午前、東京都新宿区)

入社式であいさつする日立製作所の東原敏昭社長兼CEO(2日午前、東京都新宿区)

 「環境はグローバルに日々変化している」。約720人の新入社員が出席した日立製作所の入社式。東原敏昭社長はそう指摘した。鉄道やエネルギーなどの事業を世界で展開する同社は今年、ベトナムや中国、韓国、米国など12カ国から60人の海外出身者を採用した。ベトナム出身の新入社員、グエン・スアン・コアさんは新入社員代表として英語でスピーチし、「世界の社会インフラの改善、持続可能な発展に貢献したい」と誓った。

 三菱地所の吉田淳一社長も「あらゆる日常の仕事の中でグローバルを意識して仕事に臨んでもらいたい」と注文。「世界の様々な価値観を受け入れる努力をし、真の意味でグローバル対応力を磨いてほしい」と話した。

 「多様な人材が多彩に活躍することが会社が持続的に発展するための基礎だ」と述べたのは、3年前から働き方改革などの取り組みを進める日本生命保険の清水博社長。日本郵船の内藤忠顕社長も、多様な人材の能力をいかす「ダイバーシティ経営」の観点から、コミュニケーション能力の重要性を強調した。

 自宅など勤務先以外で働く「テレワーク」を2日、全社に導入した日立造船。谷所敬会長兼社長は「情報通信技術の活用で生産性を向上し、働き方改革に取り組む年にしたい」と意気込んだ。

 昨年来相次いだ品質をめぐる不祥事への言及もあった。グループ会社で品質データ不正が発覚した三菱マテリアルの竹内章社長は「多大な心配をおかけし、申し訳なく思っている」と謝罪。無資格者による完成検査問題が発覚したSUBARU(スバル)の吉永泰之社長もおわびしつつ、「(困難に対して)逃げずにまっすぐ取り組むことが一番大事だ」と話した。

 1日付で就任した新社長も新入社員にエールを送った。伊藤忠商事の鈴木善久社長兼最高執行責任者(COO)は「新人のようなフレッシュな気持ち」と表現し、「これからが本当の人生をかけた勝負だ」と鼓舞した。

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