2018年9月21日(金)

パナソニック、EVや自動運転で「家電の強み生かす」

自動運転
BP速報
2018/3/30 18:00
保存
共有
印刷
その他

日経クロステック

 パナソニックは2018年3月28日、電気自動車(EV)向けの駆動装置(パワートレイン)と電子コックピットを含む内装システムの開発戦略に関する報道陣向け説明会を開催した。18年度以降順次、顧客に当たる自動車メーカーの製品に組み込む形で商用化する。パナソニックは以前から自動車部品を製造・販売してきたが、EVや自動運転車の普及を見越して、電機メーカーとしての強みをさらに前面に出す方針を示した。

 例えば、駆動装置「Integrated Power Unit(IPU)」は、モーターやインバーター、充電器などを一体化したもの。

パナソニックが開発したEV用駆動装置「Integrated Power Unit(IPU)」

パナソニックが開発したEV用駆動装置「Integrated Power Unit(IPU)」

 従来比でサイズを5割程度、重量を3割程度削減し、EVに組み込みやすくしている。電費(燃費)は14.9km/kWhで、モーターなどの部品の動作を細かく制御することで、従来品より1割以上効率化した。

IPUをEVの後輪部に組み込んだモックアップ

IPUをEVの後輪部に組み込んだモックアップ

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社オートモーティブ開発本部の塩月八重三副本部長は「当社がテレビやIH調理器などの家電製品で長年培ってきた省電力制御技術を車載機器に適用した」と述べた。自動車メーカーで採用される見通しが立ちつつあり、18年度中にも量産に入るとしている。

家電製品で培った電力制御技術をEV部品に生かす戦略の概要

家電製品で培った電力制御技術をEV部品に生かす戦略の概要

 電子コックピット「スマートビジョンコックピット」は、基本的な運転操作をコンピューターに委ねる「レベル3」の自動運転車での採用を想定したもの。

「スマートビジョンコックピット」のモックアップ。自動運転中はフロントガラスに観光案内などを映し出す。フロントガラス下部には3面のマルチディスプレーを配置

「スマートビジョンコックピット」のモックアップ。自動運転中はフロントガラスに観光案内などを映し出す。フロントガラス下部には3面のマルチディスプレーを配置

 自動運転中は運転席のディスプレーに後部座席の様子や観光案内を表示するなどして移動中の時間を有効に過ごせるようにする。手動運転中は視線センサーで運転者の視線移動を捉え、リアミラーやサイドミラーの画像を見やすく表示する。数年後の実用化を目指す。

(日経 xTECH/日経コンピュータ 清嶋直樹)

[日経 xTECH 2018年3月29日掲載]

秋割実施中!日経Wプランが12月末までお得!

保存
共有
印刷
その他

日経BPの関連記事

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報