/

米WHの再生計画が承認、東芝の損失確定

米ウエスチングハウスの米原発事業の巨額損失で東芝は経営危機に直面した(米ジョージア州の原発建設現場)

【米州総局】東芝の子会社だった米原子力大手、ウエスチングハウス(WH)は29日までに、米ニューヨーク州連邦破産裁判所から再建計画の承認を受けたと発表した。カナダ系の投資ファンド、ブルックフィールド・ビジネス・パートナーズ(BBP)がスポンサーとなり、同社の出資を受けて経営再建をめざす。

東芝は2018年1月にWH関連の債権を売却し、残る株式もBBPに売却することで調整していた。株式の売却額は最低価格の1ドルとなる見通し。これに伴い東芝の損失約6400億円が確定する。

WHによると、ブルックフィールドによる出資は9月末までに完了する見込み。WHは「再建計画は債権者から圧倒的な支持を受けた。計画の承認は経営再建に向けた大きなマイルストーンだ」とコメントした。

WHは東芝が06年に6000億円超を投じて買収したが、米国での原発建設コストの急騰や工期の遅れにより巨額の損失を計上。17年3月に日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条を申請した。

BBPは今年1月にWHを46億ドルで買収すること発表。同社のサイラス・マドン最高経営責任者(CEO)は「WHは原発分野で顧客基盤や技術の革新能力を持ち、原発ビジネスの質も高い」とコメントしていた。米司法当局の承認が得られたことで、中国やインドなど新興国での原子炉受注に取り組む方針だ。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

企業:

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン