2019年2月17日(日)

さいたま市が「子ども家庭総合センター」

2018/3/29 23:00
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さいたま市子ども家庭総合センター(愛称・あいぱれっと)が4月1日に全面オープンする。子供と家庭を取り巻く課題に取り組む専門相談機関を集積して連携を図り、ワンストップの相談窓口を設置。遊び場なども設け、子供や保護者が気軽に訪れてもらうことを狙う。全国でも珍しい、高校生年代を対象にした児童心理治療施設「子どもケアホーム」も設けた。

親しみやすい彩りの「ぱれっとひろば」などを設け、親子などで気軽に訪れてもらう

JR与野駅に近い旧大原中学校跡地に、総工事費約52億円をかけて4階建て延べ床面積約1万2500平方メートルの建物を建設。市内に点在していた相談機関を移転するとともに、機能を強化し、子供・家庭を取り巻く課題に総合的に対応し、地域の子育てを支援する。

1階は「なんでも子ども相談窓口」と、中高生から30代の若者の進路や就職、人間関係の悩みに対応する「なんでも若者相窓口」を置くとともに、「市民コンタクトスクエア」として開放する。

乳幼児の遊び場「ぱれっとひろば」を設け、子どもコンシェルジュが遊びをサポートし、保護者にも気軽に会話してもらう。小学生向けの屋根付き運動場、中高生活動スペース、ダンススタジオなども設けた。

1階と導線を別にした2~4階には児童相談所、こころの健康センター、総合教育相談室、男女共同参画相談室などの専門相談機関が入る。

同センター開設準備室は「従来の相談窓口は来やすい雰囲気ではなく、虐待や発達障害などの問題が深刻になってから来る人が多かった」と説明。「様々な人に気軽に訪れてもらい、職員が会話や親子の様子から悩みをくみ取り、必要に応じて各機関につなげられるようにしたい」と話す。

また、同センターの特徴の一つが、児童福祉法に規定された児童心理治療施設で、15歳~18歳未満の高校生年代を対象にした「子どもケアホーム」だ。家庭や社会に居場所がなく、虐待による心の傷や発達障害、引きこもりなどにより心理的困難を抱え、生きづらさを感じている子供の進学、復学、就職の準備など自立を支援する。

生活のための個室や学習室などがあり定員は入所10人、通所20人の計30人。児童相談所長が措置を判断し、子供と保護者がともに利用する意思がある場合に受け入れる。

児童心理治療施設は民間を中心に全国に46施設あるが、「小中学生への対応で手いっぱいになっており、市として高校生年代への支援を強化する」(同室)ことにした。

子育てに関する研究や研修などの支援機能も持たせ、市は同センターを「子育て楽しいさいたま市」の実現を目指す拠点と位置づける。4月1日にはイベントを開く。

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