大磯プリンス、東京五輪セーリング競技の選手村に

2018/3/29 0:00
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神奈川県は28日、2020年の東京五輪のセーリング競技の選手村として、大磯プリンスホテル(神奈川県大磯町)を使用することが決まったと発表した。選手・コーチからなる630人規模が滞在する。選手村が集まる東京・晴海地区以外に拠点を置く首都圏では唯一の「分村」となる。県は決定をきっかけに、湘南地域の観光需要の押し上げもねらう。

セーリング競技の約600人の選手やコーチを受け入れる(神奈川県大磯町の大磯プリンスホテル)

拡幅して3車線化する江の島大橋は19年夏に利用できるようになる

大会組織委員会が同日の理事会で決めた。競技が始まる1~2週間前に「開村」し、競技期間中も含め各国の選手とコーチの拠点となる。セーリング競技の開催期間は未定だが、ロンドン五輪では約2週間。20年7月24日からの東京五輪でも「ほぼ同じ期間になる」(県スポーツ局)とみられており、滞在期間中の消費など経済効果に期待が集まる。

セーリングは競技会場の江の島(同県藤沢市)が東京都晴海地区の選手村から距離があるため、組織委は分村を検討。同ホテルは江の島西に約20キロメートルと利便性が高いことなどから、県は16年から組織委に同ホテルを提案、協議を進めてきた。

同ホテルは17年4月に客室などを改装。組織委は630人規模の選手・コーチの受け入れ準備と、ミーティングなどのスペース、総合的なサービス体制の面から同ホテルが適格だと判断したとみられる。

分村の決定を受け、選手の輸送体制の確保などの大会準備が加速する。大会期間中は会場周辺で渋滞が予想されることから、県は現在江の島に渡る江の島大橋を3車線化する拡幅工事を進めており、19年夏をめどに終える予定だ。

黒岩祐治知事は同日の記者会見で「関係市町や警察とも連携して、輸送方法の具体案を作っていきたい」と話した。「アスリートファースト」の交通体制の構築に向け、交通規制なども含めた具体策の策定を組織委や関係市町、交通各社などと進める。

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