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三菱自、岡崎に「過ちに学ぶ研修室」 不祥事語り継ぐ

三菱自動車は28日、主力の岡崎製作所(愛知県岡崎市)で過去の不祥事の経緯などを展示する「過ちに学ぶ研修室」を報道陣に公開した。相次ぐリコール隠しや燃費不正問題の経緯を整理し、事故を起こした不具合部品の実物大モデルなどを展示している。

「何回だませば気が済むんですか」「三菱車に乗っているだけで恥ずかしい」。研修室で流れる映像では、問題発覚当時に消費者から寄せられた電話の音声が響く。

同社は既に分離したトラック・バス事業を含め2000年、04年のリコール隠し、12年の軽自動車エンジンのオイル漏れリコール、16年の燃費不正問題発覚と4度の大きな不祥事があった。「費用がかかるからリコールを出したくないという判断が原因」(当時の品質問題調査チーム社員)、「失った信頼の回復は容易でないと感じた」(コールセンター社員)といった自戒の念も生々しい。

岡崎製作所は国内最大の開発拠点でもあり、度重なる問題の震源地だ。28日、報道公開に立ち会った山下光彦副社長は、トラック事業の分離などで「社員に臨場感が薄れている」と教訓の継承への危機感を語った。2月末に研修室が完成してから約500人の管理職が見学し、新人研修にも必須で取り入れる。要望に応じて外部にも公開する。

6月にはリコール隠し事件を題材とした池井戸潤氏の小説「空飛ぶタイヤ」が映画化される。若い社員は00年代のリコール隠しを知らずに入社することもあるといい、教訓を語り継ぐことが重要になっている。

(企業報道部 中藤玲)

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