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新たなマルウエア増加、仮想通貨狙いも マカフィー

日経クロステック

米マカフィー(McAfee)の日本法人は2018年3月27日、17年10~12月期(第4四半期)の脅威動向に関する説明会を開いた。新たに見つかったマルウエア(悪意のあるプログラム)は6336万件で、過去最高だった同年7~9月から32%も増えた。スマートフォン(スマホ)で仮想通貨のマイニング(採掘)を実行させるマルウエアが見つかるなど、攻撃者の狙いが多様化しているという。

新たに検知したマルウエアの数は、17年1~3月から4四半期連続で前の四半期を上回った。これまで3~4四半期ごとに増加と減少が連続する傾向があったが「増加の一途をたどるようになった。18年1~3月もさらに増えると予測している」(セールスエンジニアリング本部の桜井秀光本部長)。

新たに検知したマルウエア件数の四半期ごとの推移。横軸は年を、Qは四半期を示す(出所:マカフィー)

新しいスマホ向けマルウエアの検知数は約169万件だった。Android(アンドロイド)端末の画面をロックするランサムウエアが減少した影響などで7~9月に比べて35%減少した。その一方でスマホに仮想通貨の採掘をさせるマルウエアが新たに登場した。ビットコインなどの仮想通貨の価値の高騰により、攻撃者が収入源をランサムウエアなどから仮想通貨に変える試みを進めているとみられる。マカフィーの桜井本部長は「どれだけ採掘に効果があるのかは不明だ。今は試行段階で、効果がなければ今後減っていくだろう」と話す。

実行ファイルを保存しないため検知が難しい「ファイルレスマルウエア」が増加している傾向も明らかになった。ウインドウズのスクリプト言語「PowerShell」を悪用したファイルレスマルウエアは年10~12月に1万6600件見つかった。17年通期で見ると前年比5倍以上と急増している。桜井本部長は「全体としての数はまだ少ないが、攻撃の常とう手段になりつつある」と警鐘を鳴らした。

(日経コンピュータ 竹居智久)

[日経 xTECH 2018年3月27日掲載]

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