世界遺産ARで動画 橋野鉄鉱山、岩手県がアプリ

2018/3/28 1:31
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岩手県釜石市の世界文化遺産「橋野鉄鉱山」の価値をより広く知ってもらおうと、岩手県はスマートフォン(スマホ)向けアプリを開発した。拡張現実(AR)技術を使っており、現地でスマホをかざすと、動画で当時の製鉄作業の様子などが分かる。

アプリ「橋野鉄鉱山 観光ガイドアプリ」は無料で2カ所で動画が楽しめる。3基ある高炉跡のうち「一番高炉」にスマホをかざすと、鉄鉱山全体をドローン(小型無人機)で撮影した映像を見ることができる。「三番高炉」では1860年代の製鉄作業や高炉の断面図などの映像が流れる。

橋野鉄鉱山の高炉跡は現存するものとしては国内最古という。近代製鉄の父とされる大島高任の指導で1858年に建設。最盛期には国内最大の製鉄所だった。

2015年「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された。県などによると、高炉跡は石組みが残っているだけで、当時の様子を想像するのが難しいとの指摘があったという。

釜石市によると、15年には4万3000人の観光客が訪れたが、16年8月の台風10号豪雨で内陸部からの道路が通行止めとなった影響などから16年には1万7000人。17年9800人に減少している。アプリは英語版も用意した。市の担当者は「現場で使うと臨場感が違う。訪日客も含めて多くの人に来てもらいたい」と話している。

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