SOMPOホールディングス(HD)は27日、傘下の介護事業4社を合併すると発表した。7月1日付で存続会社となるSOMPOケアメッセージ(東京・品川)が他3社を吸収合併する。一体運営を効率的に進められる体制を築き、介護事業全体でサービスの質向上につなげる。
SOMPOケアメッセージがSOMPOケアに社名を変えた上で、旧ワタミの介護であるSOMPOケアネクスト(同)、ジャパンケアサービス(同)、プランニングケア(大阪府門真市)を吸収する。
SOMPOHDは2015年、介護分野に本格参入した。17年3月末時点でグループとして有料老人ホームや訪問介護などの事業所を約1180カ所持つ。4社の売上高は単純合算で約1000億円になる。
SOMPOHDは17年、介護4社のうち2社で役員を兼務させるなど一体運営に向けた布石を打っていた。18年4月からは事業会社の垣根を越え、採用活動や利用者の相談窓口を一本化する。