ロケット「モモ」2号機 4月28日打ち上げ

2018/3/27 17:29
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ロケット打ち上げスタートアップのインターステラテクノロジズ(北海道大樹町、稲川貴大社長)は、開発を進める観測ロケット「MOMO(モモ)」2号機を、4月28日に同町の打ち上げ施設から打ち上げると発表した。地上100キロメートルの宇宙空間を目指す。

4月28日に打ち上げる「MOMO」2号機のイメージ(インターステラテクノロジズ提供)

モモは、インターステラが開発を進める観測ロケットだ。全長が10メートル、直径が50センチメートルで、重量は約1.2トン。20キログラムの搭載物を宇宙空間に運べる。民間企業が単独で開発したロケットが宇宙空間に到達すれば日本初。28日は午前11時以降にモモを打ち上げる計画だ。

インターステラの宇宙への挑戦はこれで2回目だ。17年7月に初号機を放ったが、飛行中に機体が回転し破損したためエンジンを緊急停止した。到達高度は20キロメートルにとどまったとみられる。

「エンジンなどが動くことを確認できた。部分的成功だった」と話す稲川社長。初号機で得た知見をもとに、2号機ではロケットの回転を制御する機構を変更した。また、初号機で破損した部分の構造を強くし、尾翼も強化したという。

今回は、ロケットに高知工科大学(高知県香美市)の山本真行教授が開発した超低周波音計測器を載せる。自社の観測機器ではない器具を載せるのはこれが初めて。人の耳に聞こえない低周波音は、大規模災害につながる津波や火山噴火などによって発生するため、上空から確認することで防災につながると期待されている。

3月27日、大樹町で開いた記者会見で稲川社長は「リベンジ戦だと思っている。部品一個一個の確認をすることで全体がうまくいく。そういう気持ちでやっている」と意気込みを話した。創業にかかわった実業家の堀江貴文氏は「前回失敗したところはしっかりとカバーできていると思う。(前回の失敗から9カ月という)非常に短時間で作ってこれた」と胸を張った。

(企業報道部 矢野摂士)

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