2018年11月15日(木)

無痛分娩ミス、請求棄却 過失と障害の関係認めず 京都地裁

2018/3/27 10:34 (2018/3/27 11:53更新)
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麻酔で痛みを和らげる「無痛分娩」で出産しようとした際、医師が適切な処置をしなかったため、生まれた長女が重度の障害を負ったとして、京都府の夫婦が同府京田辺市の医院「ふるき産婦人科」と院長に計約1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、京都地裁(藤田昌宏裁判長)は27日、請求を棄却した。

藤田裁判長は判決理由で、分娩の際、子宮収縮剤を過剰に投与したことや、分娩監視装置を装着しなかったなど医師の過失を認定。一方で、帝王切開で生まれた長女が脳性まひを負ったことについては「医師の過失が原因と認めるには至らない」と判断した。

判決によると、同医院の医師は2011年4月、無痛分娩のため母親に硬膜外麻酔をし、子宮収縮剤を投与。帝王切開で生まれた長女は重度の障害を負い、14年に3歳で亡くなった。

判決後、母親(36)は弁護士を通じ「判決に納得できない。控訴して因果関係の有無を争いたい」とコメントした。

同医院を巡っては、無痛分娩や帝王切開の麻酔ミスで別の2組の母子が意思疎通のできない状態になったなどとして、それぞれ損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こしている。〔共同〕

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