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北陸道の物流・通勤、便利に 石川・能美にスマートIC

大手企業誘致に弾み

能美根上スマートICのゲートを通過する車両(25日、石川県能美市)

中日本高速道路会社などが石川県能美市で整備していた北陸自動車道の能美根上(のみねあがり)スマートインターチェンジ(IC)が25日に開通した。北陸道が通る県内の5市すべてにICが整備され、物流や通勤の利便性が高まる。同市には電子部品など大手企業の進出が相次いでおり、企業誘致に弾みが付く。

25日午後3時、新ICを利用する1号車が中日本高速社員らの拍手を受けながらゲートを通過した。その後、マイカーやトラックが続々とICに進入。1号車を運転していた40代の男性は「これまでは金沢への通勤に隣のICを利用していた。近くにできて便利になる」と話した。

スマートICは自動料金収受システム(ETC)の機器を搭載した車両専用のインター。新ICは美川IC(石川県白山市)と小松IC(小松市)のほぼ中間に位置する。北陸道に並行する市道に接続し、上下線ともに24時間乗り降り可能だ。

能美市は電子部品や機械の工場が多く、2015年の製造品出荷額は3378億円と石川県全体の1割強を占める。新ICの近隣では最近、日本ガイシが自動車用センサー部品の新工場を稼働させたほか、村田製作所はスマートフォン向け次世代電子部品の生産準備を進める。日本通運も物流センターを新設した。輸送時間の短縮につながり、企業誘致の追い風となる。

新ICは能美市や中日本高速などが計29億2千万円で整備した。同市の人口は約5万人で、北陸道のICへのアクセス時間が10分以内となる市内人口の割合は2割から8割に増える。中日本高速は1日あたり1450台程度の利用を見込む。

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