年金機構、過少支給20億円 入力ミス10万4000人に影響
硬直組織 外部管理に課題
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日本年金機構がデータ入力を委託した情報処理会社で契約違反が発覚した問題で、機構は26日、一連の問題で本来の支給額よりも少なかった金額が約20億円だったと発表した。影響する入力ミスは10万4千人分に上る。機構は委託先の契約違反を把握した後も業務委託を続けるなど管理体制のずさんさも明らかになっており、組織運営のあり方が問われそうだ。
機構は昨年8月、情報処理会社のSAY企画(東京・豊島)に年金受給者...