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クライミングW杯 4月開幕 初参戦伊藤らに期待

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2018/3/28 6:30
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2020年東京五輪で初採用されるスポーツクライミングの今季のワールドカップ(W杯)シリーズは4月13日、スイスでのボルダリング種目で開幕する。高さ5メートルほどの壁を使い、制限時間内に登った課題の数を競うボルダリングで、日本は既に世界トップの選手層を誇るが、今季はさらに若い世代の活躍が期待される。日本山岳・スポーツクライミング協会は「金を含む複数メダル」を東京五輪の目標に掲げており、今オフに強化した苦手なスピード種目で世界との距離を測るシーズンにもなりそうだ。

野口、野中を追う15歳の伊藤

昨季7戦あったボルダリングW杯で表彰台に5度ずつ上がったのが、野口啓代(のぐち・あきよ、28、茨城県連盟)と野中生萌(のなか・みほう、20、東京都連盟)。この2人がけん引してきた日本女子に新たな風を吹き込みそうなのが、15歳の伊藤ふたば(岩手県協会)だ。年齢制限で出場できなかったW杯に今季から参戦可能となり、「自分がどの位置にいるか分からないが、実力を出したい」と意気込む。

今季からW杯に参戦する15歳の伊藤ふたば

今季からW杯に参戦する15歳の伊藤ふたば

身長160センチ。長い手足を生かしたしなやかな登りで早くから頭角を現し、中学2年だった1年前のボルダリングジャパンカップで野口らを抑えて史上最年少優勝。その後も昨年8~9月の世界ユース選手権(オーストリア)のボルダリングを制するなど実績を重ねてきた。

半年ほど前からは、同世代のユース代表選手とともに、国立スポーツ科学センター(JISS)のトレーナーから女子の発達段階に合わせたトレーニング指導を受けるなどして体力を強化。今年3月には、制限時間内に高さ12メートル以上の壁の最高到達点を競うリードの日本選手権で3位に入ったほか、日本協会が昨年から始めた、15メートルの壁で1対1で登るタイムを競うスピードの日本ランキング(3月18日現在)でも野中に次いで2位につけるなど「万能性」を身につけつつある。

W杯はホールドとホールドの距離が遠いなど課題の難易度が上がることは間違いないが、「(手足を同時に動かすなど連動性のある)コーディネーション系の動きが得意。早く強い選手たちに追い付きたい。W杯の開幕が楽しみ」と表情は明るい。

瞬発力の強化図り、期待の男子・緒方

男子は昨季、計7人もの選手がW杯の表彰台に立つなど、ボルダリングで圧倒的な選手層の厚さを見せつけた。その中でも後半戦で調子を上げた緒方良行(20、福岡県連盟)は今季、さらなる飛躍が期待できそうだ。

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