2018年10月19日(金)

丸ノ内線に丸顔の新型車両 東京メトロ、19年2月に

2018/3/26 16:15
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東京地下鉄(東京メトロ)は26日、「丸ノ内線」に2019年2月から投入する新車両の概要を発表した。外装デザインには以前の車両と同じ赤色を採り入れ、窓の形に「丸み」を持たせた。電源コンセントも導入する。22年度末までに新型の電車制御システムも搭載し、遅延時間を短くしたり電車の運行本数を増やしたりする。レトロ感とハイテクを両立させる。

窓の形に丸みを持たせた新型車両「2000系」

26日開いた18年度の事業方針の説明会で、新型車両「2000系」のコンセプトを発表した。同社が新型を投入するのは1988年の「02系」導入以来となる。まず4編成導入し、22年度末までに53編成を新型車両に切り替える。

外装デザインにはアクセントとして、丸ノ内線を象徴する白帯の「サインウェーブ」を入れた。1両につき電源コンセントを2カ所設け、監視カメラも導入する。安全対策も充実。脱線した場合に自動的に列車を停車できる装置や、大規模停電が起きた場合でも非常用バッテリーを使って最寄り駅まで動けるようにする。

そのなかで新型車両の最大の特徴は「CBTC」と呼ばれる電車の運行制御システムの搭載だ。鉄道会社は電車同士の衝突を避けるため、信号機を一定間隔で設けて運行を制御している。しかし、この車間距離にゆとりがあるとされ、「もっと短くできるのでは」という指摘もあった。

CBTC搭載の車両の運転士は信号機ではなく、沿線に新設した無線装置を介し、自分が運転する電車の位置を確認する。こうして集めた複数の電車の位置情報をもとに中央のサーバーが各電車の運行を制御する。

丸ノ内線は朝のラッシュ時には、ピークで1分50秒に1本の間隔で電車を走らせている。CBTCの導入により、車間距離を縮められることから、運行本数を増やせるという。人身事故に伴う遅れが発生した場合でも、通常のダイヤにより早く戻せる利点もある。今後、どれだけの時間で正常運転に戻せるのかについて実験していくという。

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