2018年8月21日(火)

米大にスポーツ留学、競技力と英語力向上で「文武両道」

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2018/3/28 6:50
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 米国の大学にスポーツ留学を目指す動きが活発化している。国際的に競技力の高い環境で試合経験を積んでプロ選手への可能性に挑戦するだけでなく、英語力の向上と学業の研さんを同時に目指せる利点がある。日本人の学生選手を対象にした奨学金や留学支援会社もあり、日本人学生選手が活躍するための環境は徐々に整っている。

セレクションでは米国の大学女子サッカー部コーチの指示で参加者が練習にも取り組んだ(18日、長野市)

セレクションでは米国の大学女子サッカー部コーチの指示で参加者が練習にも取り組んだ(18日、長野市)

 「右側、こっちにボール出して」。長野市の陸上競技場は女子サッカー選手の熱気にあふれていた。今月17、18日にあった米国の大学への進学を目指す選手のセレクション。米国の5大学から奨学金の可否を判断する5人のコーチが訪日し、高校生を中心に全国から46人の選手が参加して技術を競った。

中学時の米国遠征で米大でのプレーに関心

 Uー17の日本代表経験を持つDFの根津茉琴さん(17)は、中学生で米国に遠征して米大でのプレーに関心を持った。「競技力を向上させる施設や環境が整い、プロを目指せる。英語で学べば、将来は国際的な仕事にも就ける」と語った。

U-17の日本代表経験を持つ根津さんは競技だけでなく、学業でも米国の大学に関心を寄せる

U-17の日本代表経験を持つ根津さんは競技だけでなく、学業でも米国の大学に関心を寄せる

 ケンタッキー大学アシスタント・コーチのジェイソン・グッドソン氏は「技術力が高く、素早い選手が目立った。少なくとも4選手には奨学金を提示したい」と述べた。

 セレクションを主催したのは米カリフォルニア州に拠点を持つサンディエゴ・スポーツ・オーソリティー(SDSA)。グループに語学学校やプロサッカーチームを抱え、日本人の山内周司氏が代表を務める。山内氏は「選手としての成長、将来の指導者としての勉強だけでなく、社会のリーダーとなる訓練ができるのが米国の大学だ。5年後には20校に20選手を送り込めるようにしたい」と展望する。

 野球留学の支援を得意とするのはアスリートブランドジャパン(東京・千代田)だ。毎年15~20人程度の留学を支援している。過去の留学生には日本のプロ野球や社会人野球に進んだ選手もいる。一定程度のレベルの高校の野球部で3年間練習を積んだ選手ならば「活躍の場がある米大を探すことはそれほど難しくはない」(根本真吾社長)という。

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