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グラブ、ウーバーの東南ア事業買収発表

株式27.5%と引き換え

【シンガポール=中野貴司】東南アジア配車サービス最大手のグラブは26日、米最大手ウーバーテクノロジーズの東南アジア事業を買収すると発表した。激しいシェア争いを続けてきたライバルを買収し、東南アジア市場で圧倒的なシェアを確保する。ウーバーも事業譲渡と引き換えに、グラブの27.5%の株式を取得する。

グラブが配車するタクシー

グラブのアンソニー・タン最高経営責任者(CEO)は同日、「ウーバーの買収で、よりコストの低い配車や出前・配達サービスの基盤を消費者に提供できる」と強調した。ウーバーのダラ・コスロシャヒCEOも「今回の売却で成長戦略を加速できる」として、より収益の見込める分野に経営資源を集中する方針を示した。

2012年に創業したグラブはインドネシアやタイなど、東南アジア8カ国の200近い都市で事業を展開。アプリ(応用ソフト)の利用者は8600万人に達するなど、短期間で東南アジア最大の事業者に成長した。

ウーバーとグラブは顧客や運転手を奪い合い、激しい競争を続けてきたが、今回の買収でグラブが東南アジア市場で不動の地位を確保することになる。ソフトバンクグループはグラブとウーバー双方の株主になっており、今回の再編を株主として後押ししたとみられる。

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