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田中やダルは… 開幕迫る大リーグの今季占う
スポーツライター 杉浦大介

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2018/3/26 6:30
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米大リーグのプレシーズンも大詰めを迎え、開幕が3月29日に迫っている。2018年はどのチームがワールドシリーズを制覇するのか。日本人選手が所属するチームを中心に今季の話題を探り、覇権の行方を占っていきたい。

ヤンキース

ヤンキースは昨季、ワイルドカードから勝ち上がり、予想外の形でワールドシリーズ進出まであと1勝と迫った。オフにナ・リーグ最優秀選手(MVP)のジャンカルロ・スタントンをマーリンズとのトレードで獲得した。52本塁打のアーロン・ジャッジ、33本塁打のゲーリー・サンチェス、両リーグ最多59本塁打のスタントンが中軸を構成する打線は脅威。メジャー屈指の名門はかつての迫力を取り戻しつつある。前評判が低かった昨季から一転、今季の目標はワールドシリーズ制覇以外にない。プレーオフ進出は最低限のノルマとみなされるはずだ。

そんなヤンキースの不安材料は、先発ローテーションの層が厚いとはいえないこと。ルイス・セベリーノ、田中将大が2枚看板になるが、3番手以降はやや心もとない。昨季途中に移籍後は4勝7敗に終わったソニー・グレイ、37歳のCC・サバシア、シーズンをフルに働いた実績のないジョーダン・モンゴメリーが戦力として期待できるか。先発が苦しんだ場合、リーグ屈指の力を持つブルペンとはいえ、救援陣に大きな負担がかかる。現役時代は内野手だったアーロン・ブーン新監督が、アロルディス・チャプマン、デビッド・ロバートソン、デリン・ベタンセスを中心とする強力な救援陣をどう使いこなしていくかにも注目が集まる。

ドジャース

昨季、5年連続でナ・リーグ西地区を制したドジャースは、ワールドシリーズ最終戦で惜しくもアストロズに屈した。リーグ最大のペイロール(年俸総額)を誇るチームにとって、今季こそ1988年以来30年ぶりの制覇を果たせるかが焦点になる。

プレシーズン終盤の3月19日、チームリーダーのジャスティン・ターナーが左手首に死球を受けて骨折。昨季、初のオールスター出場も果たした3番打者の長期離脱はチームに暗い影を落としかねない。ただ、選手層の厚いドジャースはそれでも間違いなく優勝争いに絡んでくるだろう。

「メジャー最高」とも呼ばれる先発投手(クレイトン・カーショー)、クローザー(ケンリー・ジャンセン)、ナ・リーグ屈指の遊撃手(コーリー・シーガー)を擁するチームが上位進出を逃すことは考え難い。特に野手陣にはコディ・ベリンジャー、ヤシエル・プイグ、クリス・テーラーら好選手がそろっているだけに、ターナー不在の間もうまくやり繰りするのではないか。

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