2019年8月19日(月)

創業家の元CEO「バイアウト」語らず クアルコム総会

2018/3/24 6:55
保存
共有
印刷
その他

【サンディエゴ=佐藤浩実】米半導体大手のクアルコムは23日、サンディエゴの本社で株主総会を開き、再任候補としていた10人の取締役全員を承認した。米政府の介入でブロードコムが買収提案を撤回し、同社が擁立した候補者への投票は無効になった。同日付で取締役を退いた創業家のポール・ジェイコブス元最高経営責任者(CEO)はあいさつしたが、バイアウト(買収)の構想について語らなかった。

23日、クアルコムは延期していた株主総会を開いた(サンディエゴの本社)

取締役には現CEOのスティーブ・モレンコフ氏ら10人を再任した。株主による投票数の詳細開示は来週だが、ロイター通信によると賛成票の割合が50%に達しなかった候補者もいる。ブロードコムによる買収提案を支持していた株主は「2社の経営陣が面会して議論を始めた直後の政府介入に失望した」と話した。

クアルコムの買収と非上場化を希望して再任候補から外れたジェイコブス氏は退任の挨拶で、父親が創業した同社の成長の歴史に触れ、株主や従業員に謝意を示した。ただ買収構想には言及せず、株主からは「一番知りたいことを聞けなかった」との声も漏れた。

クアルコムの株主総会は3月6日の予定だったが、ブロードコムによる買収提案を安全保障上の観点で審査する対米外国投資委員会(CFIUS)の要請で延期していた。23日にはブロードコムも株主総会を開き、シンガポールから米国への本社移転案を99%超の賛成で承認した。4月4日までに移転手続きを終える見込みという。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。