2018年9月21日(金)

「これって選考なの?」 リクルーター面接にご用心
お悩み解決!就活探偵団2019

就活
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2018/3/27 6:30
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 「直接会って話しませんか」。そんな誘いから始まる恋愛もあるだろう。だが就職活動でリクルーターから言われたときは要注意。軽い気持ちで会いに行ったら、実は本番の選考だった――。そんな事態もあり得る。たとえ6月1日の選考解禁前であっても。それがリクルーター面接、通称「リク面」だ。

イラスト=篠原真紀

イラスト=篠原真紀

 「はじまりは1本の電話でした」。経団連に加盟する大手電機メーカーへの入社を4月に控えた女子学生は、昨年の就活をそう振り返った。

 ゴールデンウイーク明けのことだ。エントリーしていたその企業から、「会社説明をしたい」と突然連絡がきた。

 女子学生が指定されたオフィスに赴くと、呼び出された学生は彼女を含めて計4人。迎えたのは若い女性社員2人で、いずれも採用担当者ではない、いわゆるリクルーターだ。そして2対4の面談が始まった。

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 女子学生は促されるままに志望動機などを話したが、相手は自分とさほど変わらない年格好。しだいにリラックスして働き方などについて質問すると、丁寧な答えが返ってきて好感を抱いた。

 それから1週間後。その企業から「6月1日に最終面接をします」と連絡があり、衝撃を受けた。最終面接で意思確認した後に内定をもらったが、「あれ、これでいいの?という感じだった」。

 後になって内定者同士で情報交換したところ、リク面を経ない場合は、内定までにグループディスカッションと3回の面接が課されたという。

■3パターンに分類

 そもそもリク面とは、そしてリクルーターとは何だろうか。

 就活事情に詳しい人材研究所(東京・港)の曽和利光さんによると、リク面は以下の3つに分類できるという。

 (1)「ウチの会社はこういう感じです」という会社説明の場。

 (2)学生に選考を受けるように勧める人材勧誘の場。「あなたは優秀だから是非受けてほしい」などと熱烈に口説き落とす場合もあるという。

 (3)さらに3つ目が、リク面そのものが選考の場であるパターンだ。

 経団連に加盟する大手企業の中には、選考解禁の縛りをかいくぐるため、リク面という形で実質的な選考を実施するケースもあるようだ。

 前述の女子学生が受けたリク面も(3)に当たる。女子学生はリク面で高評価を得たことで、通常の選考の一部が免除される「裏ルート」に乗ることができた。

 ある大手通信会社に至っては、学生らをグループディスカッションさせて、リクルーターがコミュニケーション能力などをチェックするという、もはやリク面とは呼べないような大がかりな取り組み事例もあるようだ。

 リク面に共通するのが、学生と接触するリクルーターは人事部の採用担当者ではなく、20~30代の一般社員が動員されることが多い点だろう。就活生と同じ大学の出身者をあてることもよくある。面接場所は会社の応接室だったり、駅前の喫茶店だったり、シチュエーションも様々だ。

 富士通は2019年春卒業予定の学生向けの採用活動で、リクルーターを前の年よりも約1000人多い、約3500人体制に増やす。富士通のリク面は選考の場ではないというが、「もともと当社に関心を持っていないような優秀な学生の獲得につなげたい」(採用担当者)と意気込む。

 一方、就活生にとっては、リクルーターの「若手」「同じ大学の出身者」といった要素が、親近感につながる。

 「自己分析を手伝ってもらった」(国立大の男子学生)、「自分が長々と話した内容を分かりやすい言葉でまとめてもらった」(早稲田大の男子学生)など、選考で役立つヒントをリク面で手に入れたという声もよく聞かれる。

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 もっとも、その気安さに流されてはならない。

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