2018年10月22日(月)

物流のミズ・バラエティー 新工場で出荷能力2倍に

2018/3/24 1:31
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物流総合サービスのミズ・バラエティー(富士市)は商品を検品・梱包するなどして出荷する製造部門の新工場を設立した。既存工場が手狭になってきたため、新たに工場を取得し出荷能力を2倍に引き上げる。人手不足が深刻になるなか、製造の最終工程から物流の発送代行サービスを組み合わせ、主力事業のひとつに育てる。

化粧品や健康食品などの仕分けや包装、検品作業を手がける(富士市)

富士市内で本社近くにある2200平方メートルの土地と3階建ての建物を取得した。総投資額は設備投資を含めて1億5000万円。今は約250人の従業員がいるが、新たにパートタイムで30人増員する。3月中に一部で事業を始め、5月までに本格稼働する。

同社の製造部門は、医療機器の部品の最終組み立て工程のほか、化粧品・医薬部外品の充填や仕分け、包装、検品といった作業を手がける。既存工場ではクリーンルームや物流倉庫を備えており、商品を出荷するための最終工程やネット通販などの発送代行を担う。

品質管理の国際基準ISO9001認証を受けており、個人情報など機密性の高い業務もカバー。化粧品ブランドや健康食品メーカーからの受注を取り込んできた。

季節により需要量が大きく変動する商品や製造ロットが小さい商品を発送することはメーカーにとって負担が大きい。日雇いの労働者や派遣社員などで対応するメーカーが多かったが、最近は人手不足で賃金が上昇しており、対応が難しくなっているという。

ミズ・バラエティーの栗田佳幸社長は「メーカーが最後の仕分け・包装作業を北関東の企業に外注する動きがある」と指摘する。静岡県は高速道路網が発達しており、首都圏や中京圏に対しても「地の利がある」と判断。新工場を取得して対応能力を高める考えだ。

新工場はまず機械部品などの作業を集約。衛生管理が必要な商品が増えれば、新たに設備を導入することも検討する。

同社の2017年4月期の売上高は23億円。物流部門が15億円で製造部門は2億5000万円だった。製造部門の売上高を2年後に2倍の5億円に高める方針だ。

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