2019年7月23日(火)

韓国・ベトナム、20年の貿易額1.6倍の1000億ドルに

2018/3/23 18:30
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【ハノイ=富山篤】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は23日、ベトナムの首都ハノイでチャン・ダイ・クアン国家主席と会談した。2020年に両国の貿易額を17年の1.6倍の1000億ドル(10兆5000億円)に増やすことなどで合意した。サムスン電子、LGグループなど韓国企業の投資が増えるなか、文大統領は「ベトナムは特別な友達」として経済連携をさらに加速する考えを強調した。

韓国大統領の訪越は13年9月の朴槿恵(パク・クネ)前大統領以来4年半ぶりで、文氏の訪問は初めて。

クアン国家主席と共同記者会見に臨んだ文氏は「ベトナムの裾野産業、素材産業の育成を支援したい」と表明。クアン氏も「自動車部品、繊維など多くの分野で技術移転を進めてもらうことで合意した」と話した。

両国の貿易額は17年で前年比41%増の620億ドル。韓国は主に家電、スマートフォン(スマホ)の部品などをベトナムに輸出し、ベトナムは農水産品、繊維製品を輸出している。15年12月には両国の自由貿易協定(FTA)が発効した。17年、韓国にとってベトナムは第4位の貿易相手国で、ベトナムにとって韓国は第2位。

文大統領は東南アジア諸国連合(ASEAN)との経済協力を強化する「新南方政策」で、ベトナムを重要なパートナーと位置づけている。文氏は会見の中で「ベトナムは特別な友達である」と評価した。

ベトナムにとって最重要課題である南シナ海問題について直接的な言及はなかったものの、「国際法に基づき、平和的に諸問題を解決するように国際会議などで協力する」ことで合意した。

5月までに予定されるトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の会談についても言及はなかった。韓国は当事者ではないが、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は3月中旬、「米朝がベトナムを会談場所に選ぶならば歓迎する」と話しており、韓国側が何らかの発言をするとの見方も出ていた。

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