2018年4月26日(木)

二審はみずほ証券の責任否定 エフオーアイ粉飾決算訴訟

2018/3/23 18:04
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 東京証券取引所マザーズに上場していた半導体製造装置メーカー「エフオーアイ」(破産)の粉飾決算で損失を受けたとして、同社の株主約200人が上場時の主幹事だったみずほ証券などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が23日、東京高裁であった。白石史子裁判長はみずほ証券が敗訴した一審判決を取り消し、みずほ証券には賠償責任がないと判断した。

 白石裁判長は判決理由で、みずほ証券がエフ社の取引先への調査で販売実績を確認しており、「通常要求される注意義務を尽くした」と判断。「相当な注意を払ったが、有価証券届け出書の虚偽記載を知ることができなかった」と賠償責任を否定した。

 2016年の一審・東京地裁判決はエフ社の旧経営陣らに約1億7500万円の支払いを命じ、みずほ証券についても「粉飾を指摘する投書が届いたのに、調査が不十分だった」として、このうち約3千万円の賠償責任を負うとした。旧経営陣らは控訴せず、一審で敗訴が確定した。

 エフ社は09年11月に東証マザーズに上場。10年5月の証券取引等監視委員会の強制調査で粉飾が発覚。売上高の97%が架空で、東証は翌6月に上場廃止とした。同社元社長らは金商法違反罪で実刑判決が確定している。

 判決後に記者会見した株主側の弁護団は「主幹事の責任は非常に重く、役割も重大。責任を狭く解釈した不当な判決だ」と批判し、上告する方針を示した。

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