2019年3月24日(日)

華潤ビール、海外ブランド獲得交渉
ハイネケンの事業買収に含み

2018/3/23 13:24
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【香港=原島大介】中国のビール最大手、華潤ビールの候孝海・最高経営責任者(CEO)は、外資の同業大手と提携交渉を進めていることを明らかにした。同社はオランダのビール大手、ハイネケンの中国事業の買収交渉が取り沙汰される。候CEOは「成長に向け、世界的な高級ブランドの獲得を目指す」と述べ、こうした観測に含みを持たせた。

中国ビール最大手、華潤ビールの候孝海最高経営責任者(CEO)は同業と提携交渉していると述べた(21日、香港)

香港で21日開いた同社の決算発表会の席上で語った。ハイネケンとの交渉については「この場ではコメントできない」とし、言及は避けた。

ただ、若者を中心に海外ブランドのビールを飲む人が増え、「(自社ブランドの)高級化に有利となるため、外部との提携を模索する」と説明。提携に向けて「あらゆる同業と接触している」とも述べ、海外ブランドの獲得に意欲を示した。

中国のビール市場は世界最大だが、経済成長の鈍化や消費者の嗜好の多様化などを背景に17年まで4年連続で縮小した。候CEOは「中国は世界が最も重視する市場だ」と指摘し、当面は3割弱ある国内シェアの拡大に注力するとした。

同社の2017年1~12月期業績は売上高が前の期比3.6%増の297億元(約5千億円)だった。中高価格帯の販売好調が全体を押し上げた。最終利益は同87%増の11億7500万元。英国の旧SABミラーとの合弁解消に伴い、ミラーの保有する合弁株49%を買い取ったことで大幅増益となった。

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