2019年2月21日(木)

米大統領補佐官を解任 後任に強硬派ボルトン氏

2018/3/23 8:53
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【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は22日、マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当、55)を解任し、後任にジョン・ボルトン元国連大使(69)を起用すると発表した。同補佐官はトランプ政権の外交・安全保障政策を束ねる司令塔。ティラーソン国務長官に続いて外交にかかわる中枢幹部の相次ぐ交代は異例で、米朝首脳会談などにも影響を与える可能性がある。

トランプ氏が同日夕、ツイッターで明らかにした。その後に発表した声明で、北朝鮮を交渉のテーブルに引き出したことなどを例に挙げて「マクマスター氏の指導力で米国の安全保障は強固になった」と称賛。マクマスター氏も「国益を守るため大統領に最善の選択肢を提供できた」とし、トランプ氏や国家安全保障会議(NSC)のメンバーに謝意を示した。

ホワイトハウス高官によると、トランプ、マクマスター両氏はかねて退任について話し合ってきたといい、4月9日に辞任することで最終的に合意した。ただ、トランプ氏はかねてマクマスター氏の説明方法を不快に思っていたとされる。両氏はトランプ氏周辺とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑「ロシアゲート」への見解が異なったこともあり、関係が悪化していた。今回は事実上の解任といえる。

後任となるボルトン氏は2001年からのブッシュ(子)政権で国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)、国連大使を歴任。同政権でネオコン(新保守主義派)を代表するメンバーの一人で、北朝鮮やイランへの強硬な姿勢で知られる。22日にホワイトハウスを訪れていた。

トランプ政権での国家安保担当の大統領補佐官はボルトン氏で3人目になる。1人目のマイケル・フリン氏は17年2月、政権発足前のロシア当局者との不適切な接触疑惑で辞任。陸軍中将のマクマスター氏が後任に就いていた。

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