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新潟県工業総研、先端素材の開発・活用を支援

新潟県工業技術総合研究所(新潟市)は先端素材の開発・活用を目指す県内企業を技術面で支援する。樹脂やガスなどの成分を詳細に分析できる米国製装置を導入し、実際の作業も請け負う。製造業で品質に対する関心が高まる中、顧客が求める仕様通りに製品を作れるよう支援する。化学メーカーのほか自動車や航空機の部品を手掛ける企業などの利用を見込む。

最新の分析装置で県内企業の製品開発を後押しする

4月から下越技術支援センター(同)で運用を開始するのは米アジレント・テクノロジー製の「ガスクロマトグラフ質量分析装置」の最新機。購入額は約3700万円。

分析したい試料に熱を加えた上で気体や分解物の質量を測ることで、成分や構造を高精度で特定できる。樹脂やガスのほか、食品などの多様な分野の分析で使うことができる。目的通りの成分を含む化合物ができているか、製造時に異臭や不純物が発生しないかなどを確かめることができる。

セ氏100~700度の高温まで加熱すると、素材に微量しか含まれていない添加剤の分析に利用ができる。県内では上越地域を中心に規模が大きい化学メーカーが集積しているが、新設備は企業が持つ装置とはタイプが異なるため利用のニーズが高いとみている。

県が重点分野と位置づける自動車や航空機向けに部品を納める企業の利用も想定する。自動車や航空機はメーカーが部品・部材に対して厳格な品質基準を設けている。製造工程の温度が影響して部品を劣化させる物質が出る恐れがないか、といったテーマで分析する。

機器の操作には高い専門性が求められるため、企業の依頼に基づいて県の工業技術総合研究所が担う。4月から2~3人体制で進める予定だ。新装置は約20社に対するニーズの調査などを踏まえ「県内企業がいずれも持っていないタイプ」(下越技術支援センターの山下亮・主任研究員)と判断して導入を決めた。

今後普及を目指す高度な素材の開発や、それを使う製品の詳細分析に活用してもらう。中小企業の利用も見込む。

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