JR東海、設備投資、過去最高の5240億円 18年度計画
リニア工事が進展 用地買収も

2018/3/22 18:27
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JR東海は22日、2018年度の連結設備投資額が過去最高の5240億円になると発表した。17年度の当初計画(4570億円)より15%増える。27年の開業を目指すリニア中央新幹線の建設を一段と加速、東海道新幹線の安全対策や在来線の次期特急車両の開発も進める。

JR東海の連結設備投資額が5000億円を超えるのは初めて。このうちリニア新幹線関連の投資額は約6割増の2500億円を見込み、東海道新幹線や在来線などの投資額2450億円を初めて上回る。

リニア建設工事で最も難しいという南アルプストンネルは山梨工区で、開業後にリニア車両が実際に通過する本坑の掘削に着手する。3月に工事実施計画が認可された変電所など電気設備の工事も新たに加わる。工事費用に加えて名古屋駅周辺などでの用地買収にかかる費用も盛り込んだ。

柘植康英社長は「ピークに向けて工事が本格化しつつある段階。19年度以降も工事費は増加する」と説明した。

東海道新幹線や在来線では、新型車両の投入にも力を入れる。在来線で22年度の投入を目指すハイブリッド方式による次期特急車両は、試験走行車を新たにつくる。新幹線は新型車両「N700A」の投入を進め、19年度には完了する予定だ。

駅ビル事業の活性化や所有地の有効活用など関連事業には320億円を投じる。高速鉄道の海外展開にも取り組む。

一方、リニア談合事件に関係したゼネコンへの対応に関して柘植社長は「現時点では(国や自治体の指名停止にあたる)指名回避はしない。司法判断が出た段階で適切に判断したい」と述べた。

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